こんにちは。
鍼灸の専門学校に通学中のエステティシャン佐藤香織です。
先日、クラスメイトに紹介してもらい高輪台にある『Sai鍼灸高輪』に行ってきました。
中国人の馬(マー)先生。
笑顔の素敵な明るい先生です。
私は学校で鍼灸の勉強をしているのですが、自分の【証】がいまいちわかっていませんでした。
「証」とは、自覚症状及び他覚的所見からお互いに関連し合っている症候を総合して得られた状態(体質、体力、抵抗力、症状の現れ方などの個人差)を あらわす漢方独特の用語で、治療の指示(処方の決定)につながります。言い換えますと、からだが病気とどんな戦い方をしているかをみるもので、 体質や抵抗力、病気の進行度などをあらわします。漢方では、その時のからだの状態を次のような観点から判断していきます。
例えば、
●冷えや寒さなどを感じているのか、ほてりがあって暑がっているのか。
●体力があり病気に対する抵抗力がある状態なのか、体力が低下していて病気に対する抵抗力が弱い状態なのか。
●かぜの場合には、かかったばかりなのか、かかってから何日か経過して胃や腸の具合も悪くなっているのか。このように、からだ全体の状態をつかみ処方を決定することを「証をみる」、「証を決める」と言います。
漢方では、証に合った薬を使うことにより病気を治します。引用:クラシエHP
排尿困難が顕著なので【腎】が弱いのかなあなんて思っていましたが、ピンとこなかったのです。
他の某先生には「髪の毛が多いから腎ではないね」とは言われていたのもありますが、いったい何だろうと日々過ごしていました。
問診していただき、舌を見たりしながら導き出していただいた私の証はなんと、
肝脾不和
肝の機能が失調すると、相克の位置にある脾胃に影響し不調が起こる。
- 身体の脇がいたい➡肝
- イライラ➡肝
- むくみ➡脾の運化作用の低下
- 血尿➡脾の統血作用の低下
など、総合的に見るとこうなんだそうです。
特に肝の治療をきちんとしていったほうがいいといわれました。
なるほど、つじつまが合う!!
日々のストレスが私の身体をこんなにしたのね!!(笑)
治療は、あらかじめクラスメイトが『香織ちゃんは響きが苦手です』と伝えて頂いていたため、強刺激ではありませんでしたが
馬先生:「大事なところはしっかりやるからね~」
とのことで、メリハリがある大変勉強になる治療でした。
選穴が
なるほど!臨床ではここはこう使うのね!
など、今後臨床で活かせる大変有意義な時間をいただきました。
按摩・鍼・灸の使い方も素晴らしくまた、自分を俯瞰してみることができました。
もう、馬先生のファンになりましたYO(^^♪
帰り道、徒歩15分ほどで家に帰れるはずなのに、道に迷いなんと60分もかけて家路につきました。
ちなみに憑き物を落とすには歩くのがいいそうです。