胃のムカつきと嘔吐。お灸と養生。

こんばんは。

鍼灸の専門学校に通学中のエステティシャン佐藤香織です。

秋も深まり、暖かい日が続いていましたが、先日の立冬を機に一気に寒さが増しましたね。

そんな今日の休日。

昼ごはんに、少し高い『カルビ』を購入し、自宅で焼いて食べました。

食後の読書中、寝落ちして2時間ほど爆睡。

目が覚めると、子供たちの残したカルビやご飯・吸い物などがあったため、勿体ないなあと思い寝起きに冷たいまま一気に食べました。

そこからです、寒気がして胃がむかむか・嘔吐をしてしまったのです。

『やばーい、あたったのかな・・』

なんて思いながらも、布団に伏して数分。

一向に回復しない。

確実に胃が冷えて動いていない感覚なのです。

『寒邪だ・・・』

そこで、はっと思い出したのです。

そうだ、お灸を据えよう!!寒邪の治療はお灸だ!

起き上がり、お灸のケースをガサガサ。

子供たちも普通に『お灸据えるの?』と、灰皿を用意してくれました。

我が家の日常。ありがたし。

とりあえず、【裏内庭】を選穴。

裏内庭(うらないてい)

【ツボの効用】

≪裏内庭は食傷の名灸です。足の大趾の次の趾の裏側にあります。丁度従来の内庭の穴の裏にあたる処にあります。≫ 

(引用元:『沢田流聞書 鍼灸眞髄』代田文誌/医道の日本社)

医道の日本社HPより抜粋

そこから、押さえて調子の悪い、任脈の【鳩尾】と【中脘】にもお灸を据えました。

各穴に7荘。

そして、横になること5分。

なんと、調子が良くなり全快しますた。

小学校1年生の娘に『お母さん、治ったよ~!』

と伝えたら、普通に

『冷たいの食べたから冷えてたんだね。』

と一言。

す、すごい。確信をズバリ。

普段から、アロマや骨格矯正、鍼灸に触れているからかな。

たまらず『なんでそう思うの?』

と聞いたら

『だってお灸は火を使うからあったかくなるでしょ?お母さん顔がピンクになったもん。』

ですって。

凄いぞ、娘。

その後は、ジンジャーティーを飲んで養生。

ドライジンジャーは身体を温める作用が強いから。

生のジンジャーは解表と言って、風邪のひき始め等、病が表面にあるときに発汗して邪を追い出すのにいいのです。

横になりながら、読みかけの『新・養生物語 柳谷清逸著』を読み読み。

古語に「禍(わざわい)は口より出て、病は口より入る」という。真に禍いの起こるそのものとは、言葉を慎まざるに始まり、病の発(おこ)る多くは、飲食の節度無きによる。

新・養生物語より抜粋

肝に銘じよう。

そんな、養生している時に射水先生から嬉しいラインをいただきました。

なんと、先日私がおこなうセミナーの内容についての相談をさせてもらっていたのですが、そのセミナーの案を送ってくださったのです。

貴重なお時間を使っていただき感謝感激です。

日々学びです。

私も、頂いた恩を返せるようにと思う夜なのでした。

鍼灸師/エステティシャン
2008年からフィリピンの伝統療法「HILOT」をおこなっております。
現在は、骨格矯正の「関節エステ」も織り交ぜ、東京都五反田にある治療院【IMIZU SHISEI REFORM】院内にて鍼灸・エステティック施術を担当。
はまっているのは一眼レフ。趣味はアクアリウム。2児の母です。

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