私がおこなっているフィリピンの伝統療法【ヒロット】はピレイ(神経や血管が塞がった状態)とラミグ(筋肉や関節が冷えた状態)から人体を守るための療法です。

 

とにかく冷えることを嫌うのがフィリピン人なのです。

 

よく生徒さん(フィリピン人の生徒さんも多いです)は身体の不調があると

 

『水仕事しすぎたからかなあ』

とよく言ってます。毛穴から水が入って冷えると考えられているからです。

 

 

そんな不調があるとフィリピンではヒロット師に治療してもらうのです。

 

フィリピン人にとって、ヒロットはとても身近なもので日本で言うとむかーしの町医者みたいな存在です。(もっとワイルドかな?)

 

家系ごとに受け継がれているし、ハーブを調合してくれる人やマッサージ師、お産婆さん、黒魔術をする人、占い師などすべてをひっくるめてヒロットなのです。

 

ヒロットおじさんや

 

 

ヒロットおばあさん

 

 

これはホテルスパ (バナナリーフスキャニングといってバナナのはっぱで悪いところを観たりする)

 

 

いろいろなヒロットがあります。

 

 

黒魔術などは別としてヒロットに共通することは、

  • 冷えを嫌い、
  • とにかく温める

あとは、スピリチュアルな意味で、邪気を払う(バッドエナジーといわれてり、悪魔がつくといわれます。)ことも重要視しています。

 

私が所属しているヒロットセラピースクールは今の学院長が、現地フィリピンまで足を運び何人かのトラディッショナルなヒロット師に教えてもらい、日本で施術できるように精査して組み立てたものになるので、以上の事に重きを置いています。

 

手技の一つに邪気を払う【タポン】という手技があります。

 

脚や腕の付け根から先に向かって5本(両手で10本)指を立てて一気に払うのですが、結構な爽快感です。

 

 

私たちヒロットセラピストはタポンででたバットエナジーを受けないように絶対に払った先には立ちません。よけます。

 

 

邪気を払う以外に、気を整えるという意味でもやるのですが、血液が先まで行くようになるのでエネルギーが隅々まで生きわたると考えています。

 

科学的根拠もないのですが、フィリピンのスピリットを感じると科学的なことなんてどうでもよくなります。感じる!て感じですね。

 

 

ヒロットは感覚の鋭い指先を使う手技が多いのですが、

  1. 骨の際まで指を入らせたり、筋肉に指を食い込ませたり(※ラミグ(筋肉や関節が冷えた状態)からの解放)、
  2. 冷えが出やすり身体の末端に関しては指を細かい動きでしごいたりします。(※ピレイ(神経や血管が塞がった状態からの解放)

 

そして冷えを追い出すのです。

 

 

そして経験を重ねると、神経の触れるところなどを感じられるようになります。

それもピレイ(神経や血管が塞がった状態)なのです。※タガログ語です。

 

 

温かい国でも冷えを嫌うのですね。

 

そして未病から身体を守ることが自然なことだと考えているのです。

 

 

病気にならなければ健康ではない。

健やかに気持ちよく生きてこそ健康です。

伝統療法は人間が幸せに生きるために受け継がれているのです。

 

追伸:ヒロットのレッスン後手を洗おうとするとフィリピン人の生徒さんには「先生!マッサージの後には水を触っちゃだめよ」とよく言われました。せっかく温まった筋肉が冷えちゃうととっても悪いんですって。お湯でもダメなんだった。なので私はあまり手を洗いません。優しいアルコールで手をふくときが時々あるくらいです。ヒロットはココナッツオイルを使うのですが浸透性が良くべたつきが気にならないのも一理あります。