【セミナーレポ】2017年11月27日 解剖学と痛みの相関関係。~人類の進化から考える~

昨日は私が所属するヒロットセラピースクール主催の

”解剖学と痛みの相関関係。~人類の進化から考える~”

セミナーのDAY1でした。

人類の進化と照らし合わせながら身体の相関関係を紐解き、身体の観方などを相モデルで体験していただきながら進行していきました。

背骨の解剖学。 背骨も部分によって動き方が違うのです。

私はカウンセリングが苦手でした。

リラクゼーションサロン時代は時間に追われてカウンセリングなんてする時間もなかったし。流れ作業的に施術をこなしていました。

エステティシャン時代なんて隣の部屋から「わー!すごい!痩せましたね!頑張ったんですね~」なんていう接客が聞こえてくるたびに

「どこがだよ。わざとらしくて恥ずかし~」なんて悪態ついていたもんです。

そんな日常から、ますますカウンセリングが苦手になり、ドツボにはまっていきました。退社後は色々な経験を経て、今お世話になっているIMIZU SHISEI REFORM治療院で勉強させてもらっているのですが、そこでクライアントさんに対しての言葉のかけかたや、カウンセリング、見せ方等を学び私のセラピスト人生が変わりました。

そしてカウンセリングが苦ではなくなったのです。

そこに、人体の歴史の勉強が重なり合った時、

『これが伝えたい!』

と思い、今回のセミナーを開催させていただくことになりました。

足の観察です。(この後靴下を脱いでいただきました)

人は≪きき足≫というものがあるので必ず左右差が生じます。

その観察です。良い・悪いではなくクライアントさんの癖や身体の状態を把握することで施術内容を考えます。

私が観察したところは

  1. アキレス腱の左右差
  2. 足裏の角質の状態
  3. 体重の乗り具合
  4. 土踏まず

以上の事を観ると、その人からの身体のメッセージが聞こえてきます。(スピじゃないよ。)

 

そして、足首を回してもらいます。左右で回る速度が違うのです。

私は回しにくいほうの足から調整します。

今回は関節エステの調整法でデモンストレーションをしました。(関節エステについて→https://wp.me/P97NB1-ca
オイルの施術でもきちんと調整はできるのですが、オイルを使わず関節に働きかける関節エステは短時間で違いが出せるので、こんな時は便利です。

シンプルな調整法なので部分抜粋して皆さんにも相モデルで施術していただきました。

骨の動きを感じることがとても重要です。

 

片足が終わった後は、再度足首を回してもらい確認します。

皆さん、調整したほうの足がよく回るようになっているので。びっくりしていました。

 

足首周りの骨格の確認です

どのような施術でも変化はあるのですが、術前・術後チェックをするかしないかで雲泥の差が出るのです。変化をおしえてあげないなんてもったいないのです。

 

そして呼吸についての講義に移り、斜角筋のことやその他関連する筋肉の解剖学やアプローチの仕方を行いました。上の写真は耳の周りを緩めています。

これやると耳の聞こえ方が全然違ってくるのです。

耳の穴はもともと魚でいう『鰓』でした。鰓周りの筋肉は腕や肩甲骨周り首・表情筋と派生しました。呼吸に関連する筋肉たちです。

それぞれ相関関係にあるので影響を与えます。そして呼吸が整うのでリラックスでき、自律神経に影響を与えます。息をするって難しいんです。

もともと私たちは海に住んでいたので。

そして最後はDAY2に向けてのデモンストレーション。

上記は大転子の観察と、外旋六筋に対してのアプローチです。

これも関節エステで。

 

次回は再来週。DAY1の復習と下半身についての講義に移ります。

 

 

このようなセミナーを開催できるようになったもの私を育ててくれた方たちのおかげでしかありません。

恩師の

本当に感謝いたします。

ありがとうございました。

 

 

鍼灸師/エステティシャン
2008年からフィリピンの伝統療法「HILOT」をおこなっております。
現在は、骨格矯正の「関節エステ」も織り交ぜ、東京都五反田にある治療院【IMIZU SHISEI REFORM】院内にて鍼灸・エステティック施術を担当。
はまっているのは一眼レフ。趣味はアクアリウム。2児の母です。

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